プログラミング的思考力ってなに?
論理的思考力とのちがいは?
小学生がプログラミング学習すると、何かイイことあるの?
小学校でプログラミングを習うのは、何のため?
こんな保護者のために、プログラミング的思考力とは何か、具体例をあげてわかりやすく解説します
プログラミング学習で身につく力は?
小学生がプログラミング学習することで身につく力についても紹介するね
ラニ
くわしいプロフィール
小学生の息子と一緒にプログラミング学習をたのしむ2児のママです
プログラミング教室を7校以上体験し比較
さらにプログラミング教室を2校以上かよって比較
比べないと決めれない性格なので、各教室の情報を徹底的にしらべて比較検証しました
当サイトでは、子どもプログラミング教室のえらび方を解説しています
はじめての親子でも安心して通えるプログラミング教室のおすすめも紹介しています
いまは親子でプログラミング言語を学習中
独学では、こんな事をしています
息子の小学校でのプログラミング教育の現状を交えながら、子どもの発達についての知識を生かして記事をかいています
プログラミング的思考力とは→より効率的に順序だてて考える力
プログラミング的思考力とは、「より効率的に順序だてて考える力のこと」をいいます
文部科学省では、このように定義しています↓
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、 より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力
文部科学省ホームページより引用
簡単にいうと、順序だてて物事を進めるためにはどうすればいいのか
そして、より効率的かまで考える力のことをいいます
論理的思考力とのちがい
プログラミング的思考力と論理的思考力は、厳密にいうと少し違います
目的があって、その目的を達成するまでの手順などの順番を考えるのが「論理的思考力」です
論理的思考力にくわえて、より効率的かを考えるのが「プログラミング的思考力」です
目的があって、その目的にすすむまでの道のりを順序だてて考えることは同じですが、
「より効率的かどうか考える」という点がちがいます
より効率的か考えるところが違うんだね
プログラミング的思考力の具体例
料理を例に、プログラミング的思考力について説明すると…
カレーライスをつくろう!
つくるためには、どんな動きが必要になるかな?
動きの順序は?
野菜を切るのは、どの順番にしようかな…
肉を切ったらそのあと、菌がつくからまな板を洗わないといけないよね?
じゃがいもって火が通りにくいんだっけ?
何分温めよう?どのタイミングで温めよう?
このように、細かい動きまで考えながら、より効率的にカレーライスが完成するように考えます
料理、洗濯など、日常生活の中でもプログラミング的思考力は鍛えることができます
ママは、毎日プログラミング的思考力を鍛えてるんだね
そうみたいね
[必修化の理由]プログラミング的思考力を身につけたいから
小学校でプログラミングが必修化されたのは、「プログラミング的思考力を身に付けてほしいから」です
だから、プログラミング言語をかけるようになることが目的ではありません
小学校でのプログラミング必修化の理由は
「思考力」を身につけてほしいからだよ!
小学校でのプログラミング教育必修化についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください↓
プログラミング学習で身につく力8選
プログラミング学習をする中で、身につく力がいくつかあります
ここでは8つを例に取り上げます
- 論理的思考力…順序だてて物事を進めるための思考力
- プログラミング的思考力…より効率的に順序だてて考える力
- 問題解決能力…上手くいかない、失敗したことを分析し解決する力
- 創造力…新しい価値を生み出す力
- プログラミングスキル…言語が書けるようになるなどの技術
- 情報リテラシー…情報について理解し、より安全に扱う
- 算数や数学に関する知識…関数、変数などの知識(中学生レベル)
- 英語力…プログラミング言語を覚えると同時に学べる
論理的思考力:順序だてて物事を進めるための思考力
プログラミング学習をすることで、「論理的思考力」が身につきます
論理的思考力とは、順序だてて物事を進めるための思考力のことです
「目的を達成するためには、どんな工程をどの順番ですすめればいいか考える力のこと」です
一つ一つかみ砕いて組み合わせていくパズルのような思考だね
この考え方が身につくと、普段の生活から冷静に物事について考えることができるようになるよ
プログラミング的思考力:より効率的に順序だてて考える力
プログラミング学習をすることで、「プログラミング的思考力」が身につきます
プログラミング的思考力とは、論理的思考にくわえて、より効率的かどうか考える力のことです
目的を達成するために、どんな工程をどの順序ですすめるかを考えながら、より効率的に進むように考えます
今の子どもたちに、身につけてほしいと国が考えているんだよ
問題解決能力:上手くいかない、失敗したことを分析し解決する力
プログラミングは、コンピュータに指示することです
指示するときは、1つでも間違いがあると正しく動いてくれません
コンピュータが正しく動いてくれないとき、どうして動かないのか、どこの何がまちがえているのか考える必要があります
失敗したのはどうしてかを考え、修正して解決する
このような問題を解決する力が学習のなかで自然と身につきます
毎日が順調にすすむことの方が少ないから、普通に生活するときも、社会にでて働くときも、問題解決能力は必要になってくるよ
創造力:新しい価値を生み出す力
プログラミング学習をすることで、「創造力」が身につきます
創造力は、「新しい価値を生み出す力のこと」です
想像力とはちがい、「モノを実際につくりだす力」が創造力です
プログラミング学習では、自分が作りたいゲームやロボットを考え、作成します
考えるだけでなく、実際につくってみることで、身につく能力です
モノづくりの能力は、お金をかぜぐための能力に直結するよ
プログラミングスキル:言語が書けるようになるなどの技術
プログラミングスキルとは、簡単にいうと、コンピュータに指示をだすための技術のことです
具体的には、「プログラミング言語がかけること」を指します
初心者の子どもや小学生でも簡単にかけるように開発されたプログラミング言語もあるので、子どもがプログラミング学習をする中で、プログラミングスキルも身につけることができます
子どものためのプログラミング言語については、こちらの記事を参考にしてください↓
情報リテラシー:情報について理解し、より安全に扱う
情報リテラシーとは、「情報について理解し、より安全に扱う能力のこと」です
プログラミング学習をするときは、わからないことをGoogleなどで検索したり
オンライン上で他人とコミュニケーションをとることもあります
このように、たくさんの情報にふれる機会がふえることで、どの情報が正しいのか、判断する練習になります
情報リテラシー(じょうほうリテラシー、英: information literacy)とは、情報と識字(リテラシー)を合わせた言葉で、情報を自己の目的に適合するように使用できる能力のことである
情報リテラシーWikipedia
小学校でも、情報リテラシーについて教えてくれるよ
算数や数学に関する知識:関数、変数などの知識(中学生レベル)
プログラミング学習をすると、算数や数学に関する知識も身につきます
- 変数
- 関数
- 四則演算
- 図形
このような事について、子どもが簡単なゲームをつくるときに、自然と学べます
ゲームの得点機能をつくるときには、変数をつかってつくったり
計算ゲームをつくるときは、四則演算をつかってつくります
ゲームの得点機能はよく使うよ
英語力:プログラミング言語を覚えると同時に学べる
プログラミング言語を勉強するときに、「英語力」は身につきます
プログラミング学習を本格的にしたいと思ったときは、プログラミング言語の知識が必要になってきます
プロも使うプログラミング言語は、英語や記号がまざった文字列になっています
だから、プログラミング言語を学ぶなかで、英語も覚えることになります
本格的に学びたいって思ったら学ぶ言語だよ
身につく力は、大きくわけると「スキル」と「思考力」
プログラミングを学習するとたくさんの力が身につきますが
これらの力を大きく分けると、「スキル」と「思考力」にわけることができます
「スキル」は、覚えて練習することでできるようになることを指します
- 英語を書けるようになる
- キーボード入力を速くできるようになる
など、技術面を指します
「思考力」は、自分の頭で考えることを繰り返すことでできるようになることを指します
- 効率的な手順を考えることができるようになる
- トラブルを解決できるようになる
など、考える力を指します
- 「スキル」=覚えて練習することでできるようになること
- 「思考力」=自分の頭で考えることを繰り返すことでできるようになること
先に身につけたいのは「思考力」
プログラミングで身につく力は、大きくわけると「スキル」と「思考力」です
- スキル=プログラミング言語がかけるなどの技術面
- 思考力=考える力
「スキル」と「思考力」のうち、優先して身につけたいのは「思考力」です
理由は、「スキルは考える力があってこそ初めて生きるから」です
プログラミング言語が上手にかけるようになっても
つくりたいモノがわからないとモノづくりは進みません↓
また、つくりたいモノによって必要なプログラミング言語が変わってくるので
先につくりたいモノをみつけて、それをつくる為に必要なスキルを身につけるようにしましょう
モノづくりの理想の順番
- 何をつくりたいのか考える
- つくるために必要なスキルを知る
- 必要なスキルを身につける
「スキル取得」と「考える力の取得」は別物だよ
プログラミング教室の先生が、つくりたいものがわからない子が増えてるって言ってたね
せっかくプログラミング言語をかけるようになったのに
つくりたいモノが思い浮かばないなんて…悲しいね…
まとめ:小学生のうちはワクワクする気持ちを大事にしよう
小学生・子どものうちは特に「プログラミングを学ぶぞ!」と、固く考えるのではなく
こんなゲームあったら面白そう!
こんな機械みたことない!どうやって動いてるんだろう?!
パパがハンドルを持っていなくても車が勝手に動いてる!すごーい!
こんな感じで
ワクワクする気持ち、知りたい気持ちのままに行動してみましょう
そのうちに、自分が「したいこと」「つくりたいモノ」が見つかり
自然と必要なスキルがどれかわかるようになるはずです